お読みいただきありがとうございます。
Blue+Greenです。
5歳、7歳を育児中のアラフォーママです。
5歳の息子は予定日より約4ヶ月早く、600gで生まれた超低出生体重児です。
生まれてから5ヶ月後に退院した時点でようやく2300gでした。
早く生まれてしまったため、元々の学年から一学年繰り上がってしまったこともあり、同世代の子と比べると、成長の遅れはずっとありました。
この成長の遅れ=発達遅滞が、生まれによるものなのか、それとも発達障害なのか、1歳の頃からつい最近までずっと考えながら育児をしてきました。
修正1歳6ヶ月、3歳、5歳4ヶ月で発達検査を受けていて、3歳の時点で診断がつくことはなありませんんでしたが(数値は低かったです)、発達グレーな感じは長い間ずっとありました。
5歳4ヶ月で受けたWISCで、平均の数値が出たこと、幼稚園でも個別支援が必要のない状況になったことで発達障害ではないのかな、と私自身が素直に思えるようになったのですが、そう思えるようになったのは本当につい最近のことです。
そして、来年入学する小学校の普通級に就学することを決めました。
今年の4月、年長さんになったばかりの頃は、普通級か支援級か、どちらにも入学する可能性があると思っていたので、いろいろと動いてきました。
今日は普通級に入学を決めるまでの色々をまとめていこうと思います。
目次
普通級か支援級か、就学先を真剣に考え始めた4月
息子が予想外の超早産となってしまった直後から、この子はどんな成長をしていくんだろう、超未熟児の早生まれなら就学猶予は使えるのだろうか、など色々と考えていました。
そして、小学校入学までの間にできるだけ成長させてあげたい、成長してほしい、とできることは可能な限りやっていこう、と決意したのを覚えています。
ということで、普通級か支援級か、ということは以前から意識してきましたが、やはり真剣に悩み始めたのは年長さんになった4月です。
実際にやったこと
自治体によるところが大きいかと思いますが、うちの自治体では、気になっていても実際に動けるのは、入学前年になってから、という印象です。
そして、年長の1学期は大忙しとなりました。
- 自治体のシステムの把握(4月)
- 就学相談申し込み(5月末)
- 発達検査(6月)
- 幼稚園面談(6月)
- 発達検査結果(7月)
- 相談員(支援員?)の方との面談(7月)
- 支援級見学(7月)
- 相談員の方の幼稚園訪問
まずは自治体のシステムの把握
普通級か支援級かの選択はどのような形で行われるのか、支援級の見学はどのように申し込むのか、どのような支援級の形態なのか…etc、まずは自治体の把握が重要です。
私の自治体では
- 普通級か支援級かの選択はまず親。(親の希望がまず重要)
支援級希望の場合、医師の意見書が必要。
その後、教育委員会で会議が開かれ決定される。 - 支援級の見学は小学校に直接連絡をするのではなく、自治体の就学相談を通して行う
という特徴があり、まずは就学相談に申し込む必要があることがわかりました。
支援級の可能性があるならまずは就学相談
就学相談を申し込むと、担当の支援員の方から電話で現在の状況などの聞き取りがあり、その後面談の日程調整となります。
非常に混んでいるようで、申し込んでから1ヶ月半後に面談が決定しました。
発達検査は初めて受けるWISC
超低出生体重児で生まれると発達検査は受ける時期が決まっているようで、修正1歳6ヶ月、3歳、6歳、となっているようです。
息子は修正1歳6ヶ月、3歳は出生病院で受けていて、6歳の検査もその予定でしたが、6歳の誕生日を待って受けるとなると、入学2ヶ月前になってしまい、就学の参考にすることができない、というのが大きな懸念点でした。
出生病院のフォローアップは1年に1回になっているので、その点を主治医に相談することができなかったのですが、わが家の場合、出生病院が微妙に遠く、当初、退院後の在宅酸素の管理とシナジスの注射のために1ヶ月に1回通院する必要があったため、近くの大学病院を紹介されており、シナジスが終わった後も定期的にフォローアップに通い、現在はそちらの主治医の先生の紹介でST(言語療法)を受けており、3ヶ月に1回、診察も受けているので、その点を相談してみたところ、すぐにWISCを受けられる運びとなったのでした。
正直なところ、大きくなってくると2ヶ所の大きな病院にフォローアップに通うのは面倒な部分も大きかったのですが、2ヶ所からフォローされていたことは就学前に非常に助かった点です。
(恐らく6歳でのWISC検査は期間が空いていないのでなしになると思います。そろそろ出生病院に連絡しなくては。)
結果に関してはこちらに書いています。
幼稚園との面談で息子の状況を知る
就学先を親が決めるというのはありがたいことですが、そのためには息子の状況を正確に把握する必要があります。
結構前から、息子と家庭や外出先で過ごす分には困りごと、という困りごとはありませんでした。
息子が困る場面が出てくるのは集団生活の中でだろう、と思っていたので、息子にどのような支援が必要なのか、ということは親よりも幼稚園の先生の方がよく把握していらっしゃるのではないかと思い、就学相談の面談前にあわせて面談をお願いしました。
支援員の方との面談と支援級の見学
支援員の方との面談は1時間しっかり行われました。
おそらくベテランの支援員さんでしっかりお話を聞いていただき、また聞きたかったことも聞くことができる充実した時間でした。
すぐに支援級の見学も決定し、1学期中に見に行くことができました。
この面談と見学で感じたことは下に書いていきたいと思います。
普通級か支援級か悩んだポイント
1学期が始まる頃は、支援級がいいのかな、と思う気持ちが若干大きかったのですが、夏休み直前には普通級がいいのかもしれない、と思い始めていました。
大きな理由はこの短期間にも息子は確実に成長していたこと
そして、実際に支援級を見て感じた部分も大きいです。
普通級⇔支援級の移動はできるのか
この点は自治体によって異なってくる部分だと思いますが、うちの自治体は移動は学期途中でもOK、となっているそうです。
(1歳上の娘の小学校生活を見ていると、実際に学期途中の移動があったようです)
見学に行く前、私がぼんやり思っていたのは、
「息子はこのまま成長していけばいずれ同学年の子に追いつくと思うけれど、入学直後しばらくは苦労するかもしれない。慣れるまでの間、支援級で支援を受けながら過ごして、いずれ普通級に移動するのはありなのだろうか」
ということでした。
支援員さんは、方法としてはあり、としながらも、息子くんの場合はおすすめできないかもしれない、ともおっしゃいました。
そして私も実際に支援級を見学して、支援員さんのおっしゃっていた通りだと思いました。
息子の就学先は非常に生徒数の多い小学校です。
娘が今年入学していますが、生徒の数に私がひきました いえ、驚きました。。
この人数の多さが息子は入学直後は支援級が良いのでは、と思った理由の1つなのですが、息子の小学校の場合、最初に支援級に入ったら、その手厚さ、教室やスペースのゆとりに慣れてしまって、普通級に移ろうと思った際に、普通級に慣れることができないのではないか、ということです。
(それだけ普通級は1つの教室に生徒がぎっしりでカオス、ということ。。)
逆に言えば、小学校1年生と言えば、入学当初は幼稚園生の延長で、みんなそれなりにわちゃわちゃしているので、そのわちゃわちゃに揉まれながら、慣れていくのが息子の場合、良いのではないか、という結論に至ったのです。
支援員の方の幼稚園訪問はありがたいシステムでした
就学相談に申し込むと、支援員の方が幼稚園に訪問し、子供がどんな集団生活を送っているのか見て、フィードバックしていただける、というシステムがありました。
午前中2時間ほど見学してくださったようで
- 集団での一斉指示で動くことができている
- 学習面は問題がなさそう(この日は得意の英語でした)
- 挨拶やコミュニケーションもきちんととれている
- できないことに対して泣くことがあったが、気持ちを立て直すことができていた
- 1つのことに夢中になって遊んでいる
というようなフィードバックがあり、驚いたフィードバックは
- 周りがよく見えていて、空気を読むこともできている
という点でした。
空気を読む、というのはそこそこできるようになってきたと思っていますが、周りがよく見える、ということに対しては真逆をいく子だと思っていたので、そこも成長しているのかな、と嬉しく思いました。
学習面の心配は現時点ではそれほどない
息子の場合、毎日の家庭学習で小学校1年生の学習も始めています。
学習に関しては心配がなさそう、ということを支援員の方にもおっしゃっていただきました。
引き続き、家庭学習を継続していけば1年生の今の時期までの学習はそこまで苦労せずについていけると思っています。
入学に向けて鍛えていきたい点
自立心を育てる
幼稚園では、何かあれば先生が手伝ってくれる、という手厚い環境ですが、マンパワー的にも環境的にも小学校にいけばそうはいきません。
年長さんになると幼稚園でも入学に向けて、自分のことは自分でやる、という指導をしてくださっているようなので、家庭でも入学後を見据えて自立を目指していこうと思っています。
息子の場合は
- 身辺整理
- 整理整頓
- 言われなくてもやる
- 言われたらすぐにやる
etc…書き出したらキリがないかもしれません(汗)
話すスピードをあげる
コミュニケーション能力は日々成長していますが、話すスピードが遅いのが気になるところ。
息子の場合、幼稚園入学時(3歳)の時点で単語が3つ出るのみ、という発語状況だったため、まだ同学年の子のように話せなくても仕方ない、と思う一方で、わかりやすく、端的に話す練習は引き続き必要だと思っています。
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心配なことはたくさんありますが、入学まであと5ヶ月。
就学相談とは別に、入学前に学校に【こういう特性を持った子です】というような情報を提出できる制度があるので、息子はそちらを利用して、入学に備える予定です。
そして、家庭でできる準備は万全にして、学校生活を見守っていきたいと思います。