育児

【超未育児】ST(言語聴覚療法)と療育を受けて感じたそれぞれの内容・良さ・違い

 

お読みいただきありがとうございます。

blue+greenです。

現在、4歳の息子は予定日より約4ヶ月早く、約600gで生まれた超低出生体重児です。

4ヶ月早く生まれたことにより、生まれる予定だった学年より一学年上がった息子は、現在、幼稚園年中さん。

幼稚園の先生方のサポートを受けながら、毎日楽しく幼稚園に通っています。

このブログは、育児記録を含めた雑記ブログですが、当初は、息子のことを記録していこうと始めたので、育児カテゴリーには今までの成長記録や、幼稚園選びに苦労したときのこと、療育を始めたきっかけなど色々と書いていますので、気になる方は読んでみてください☺

今回は息子が現在受けている児童発達支援での療育病院で受けているST(言語聴覚療法)について感じていることをまとめてみようと思います。

息子は2歳半から児童発達支援での療育を受け始めたので、4歳半になろうとしている現在までで2年間受けていることになります。

一方のSTは受け始めてもうすぐで半年です。

今までも療育については何度か記事にしてきていますが(下にリンクあり)、STについて書くのは今回が初めてなので、わが家が療育とSTを併用することになった経緯やそれぞれの特徴や良さについて、どなたかの参考になる部分があると嬉しく思います☺

児童発達支援の療育を2年経った現在も継続している理由

息子は2歳半で療育(児童発達支援)を受け始めました。

療育を受けようと思ったきっかけや療育探しについてはこちらでまとめています☟

初めは、市の療育機関で療育を受けられると思っていましたが、調べてすぐにわが家の市町村では3歳にならないと療育を受けることができない、ということがわかりました。

3歳になって初めて発達相談を受けることができ、そこから発達検査や療育が決まる、という流れで、少しでも早く療育を受け始めたかった当初の心境からは大きく離れたシステムでした。

2歳半から現在までの2年間、同じ児童発達支援の施設で療育を受けていますが、1年を過ぎたあたりから思うことがいくつか出てきて、そろそろやめていいのかな、と思った時期もありました

療育で受けている内容についても書いています。

やめてもいいかな、と思った理由は

  • 教材は月ごとに変わるものの、全体的な流れやカリキュラムは変わらないので、1年経ったあたりから子供にも慣れと飽きが出てきてしまった
  • 1年間で大きく成長したのは間違いないが、これ以上の成長がこの療育内容であるのか、わからなくなった
  • 先生の雰囲気、質にばらつきがある
  • 信頼していた児発管の先生が異動になってしまった
  • STを始めたい

というものでした。

結局、辞めずに継続することを選択し、今に至りますが、それには大きく3つの理由があります

  1. STと併用することで、息子が飽きずに取り組める
  2. 幼稚園と療育の連携に大きな意義がある
  3. 何か相談したいときに、息子の様子をよく知っている専門家から意見を聞ける場があるのは貴重

 

STと併行して利用していく

療育の日数を週に1回から2週に1回に減らし隔週にすることで、幼稚園をお休みする日数は変わらないまま、STも受けることができるようになりました。

それぞれを隔週にすることで両立することができ、療育に飽き気味だった息子も、最近は新鮮な気持ちで取り組むことができるようになってきている気がします。

幼稚園と療育の連携

幼稚園選びや幼稚園入園が決まるまでのプロセスは上のリンクの記事にも書いていますが、本当に大変でした(涙)
(4年間の育児の中で一番辛かったのが、就園前の1年間でした)

入園前の息子の様子だと、受け入れてくれる幼稚園はあるのだろうか、という状況だったので、今の幼稚園が受け入れてくれて本当に感謝しかありませんでしたが、入園の許可が下りた理由の1つに、入園前から既に児童発達支援に通っている、ということがあったように思っています。

幼稚園の先生から言われたわけではないので、あくまでもわたしの想像にはなりますが、幼稚園以外にもサポート体制がある、というのは幼稚園にとって大きかったようで、プレに通っている段階から幼稚園側が積極的に療育と連携したいという姿勢がありました。

幼稚園と療育の連携は、幼稚園によって、考え方や姿勢、受け入れ態勢は全く異なるところで、面倒なのでNO!というところも少なくないと聞きます。

息子が通う幼稚園では、療育の先生の幼稚園訪問(保育所等訪問支援事業)を積極的に受けたい、と思ってくださっていて、プレに通っているときから3回訪問してもらっています。

そして、幼稚園の先生が、こういうときはどのような声かけをするのが良いのか、どのような対応が良いのか、など、息子にとってベストな環境を、と療育の先生に質問してくださっているそうで、児発管の先生が、こんなに素晴らしい雰囲気と対応をしてくださる幼稚園はなかなかないと思います、と先日もおっしゃっていました(涙)

このようなありがたい環境に感謝して、息子は卒園まで現在の児童発達支援にお世話になると思います。

言語聴覚療法(ST)について

現在、総合病院のリハビリテーション科で言語聴覚士さんに言語聴覚療法(ST:Speech Language Hearing Therapy)を受けています。

息子は療育を受け始めた2歳半の頃に数回、耳鼻科クリニックのSTを受けたことがあったのですが、そのときはSTの内容についていけず拒否が強く、言語聴覚士の方も子供慣れされていない様子もあり、内容というより相性の問題で続けない選択をしました。

具体的に書くと、STを受けるお部屋には息子が興味を持つ様々な物があり、息子は教材よりそちらへの興味が強く、そちらに興味を持っては連れ戻されて、というのを繰り返していたため、毎回早々にギャン泣きになってしまっていました。

当時は、息子に少しでも良い刺激があればなんでも試してみたい、という気持ちで動いていましたが、療育を良い感じに受けることができ始めていたので、しばらくは療育のみでいこう、と決めたのでした。

再びSTを受けることになったきっかけ

そんな経緯で一度諦めたSTですが、半年前からなぜ再び受けることになったのか、というと、主治医の先生の勧めがきっかけです。

ちなみに上記のSTも同じ主治医の先生の紹介で、続けられなかった理由を主治医の先生もわかって下さり、その後、STの話はしばらく出なかったのですが、最近の息子の様子を見て(言葉がどんどん増えて会話能力も上がっているが、活舌がよくない)、再STを紹介してくださいました。

先生が異動になり、異動先の病院ではSTが充実している、というのも大きな理由で、息子の理解力が上がり、STを受けられるであろう、という段階でよいSTに出会えたことは本当に感謝しかありません。

STの流れ

先生の診察を受け、先生がリハビリテーション科にSTの依頼を出し、初めてSTの予約を取ることができます。

STを受けている間は、主治医の診察を3ヶ月に1回程度受けることが必要になります。

STではまず息子の発達検査、田中ビネー知能検査Vを行いました。

息子は修正1歳6ヶ月と実月齢3歳のときに新版K式を受けていますが、それ以来の発達検査でした。

この検査で、知的発達の遅れや視知覚認知や言語理解、言葉表出などを確認し、どのようにSTを進めていくのか決めていきます。

検査結果は報告書として書面でいただくことができ、その内容は、検査結果だけでなく、息子の活舌の悪さの原因と考えられることや、言葉かけ・働きかけの参考になる内容も多く盛り込まれていたので、STさんの許可を得て幼稚園にもコピーをお渡ししました。

そして、リハビリテーション総合実施計画書が立案され、それに基づきSTが行われていきます。

STの内容と療育との違い

実際の内容ですが、4歳に行うものなので、遊びながら行う、という部分は療育同様です。

療育と異なると感じた部分は、

  • 時間は療育は45分、STは30分
  • おもちゃはほとんど使わない
  • 毎回同じSTさんと訓練する
  • 1回の訓練での課題は3つ程なので、1つ1つの取り組み時間が長め
  • 遊びながらもトレーニング要素が強く、本人もそれを自覚している様子
  • ハイチェアなので立ち歩くことはなし(療育はローチェア)
  • 通所受給者証ではなく保険証での利用

こんな感じでしょうか。

STの方との相性が良いのも大きいと思いますが、息子は「今日は〇〇先生のところで言葉の練習するの?」と、毎回楽しみに通っています。

訓練内容によっては、繰り返し行うものもあり、息子は途中で「もう疲れちゃったよ…」と嫌がる素振りもあるのですが、気分転換を挟みながら繰り返し訓練するよう促されると、頑張れるようになった息子を見ると、成長を感じます。

また、STで行う課題はそばで見ていて、なぜこの課題が息子に必要なのか、ということがよくわかります。

一例を挙げると、〇行の発音が上手にできないのは、口の周りの筋肉の使い方がまだ上手ではないので、こういう舌の動きの練習をすると良いです、などの説明があり、自宅でも取り組むことができるのです◎

STで行っていること

毎回、行うものとそうでないものがありますが、今まで行ってきたものは大きく5つです。

  1. 舌の動かし方のトレーニング
  2. 音の聞き分け
  3. 間違い探し
  4. ゲーム
  5. 文字を書く練習

⑤に関しては、今まで自宅でもながーくゆるーく取り組んできましたが、模倣が苦手な息子に文字を教える、というのは長い期間、全く手ごたえがありませんでした(汗)

ひらがなより数字のいくつかが先に書けるようになってきて、前回の記事、4歳4ヶ月のまとめでひらがなをいくつか書けるようになった、と記録しましたが

あれから2ヶ月弱で急成長しています!

数字は8以外自由に書けるようになり、ひらがなも日に日に書けるように…!

教えていても、今までの糠に釘?濡れ手で粟?的な感覚がなくなりました(驚)

本人は練習ノートに書きながら「これ、〇〇先生(STの先生)に見せるんだー♡」と言っていて、〇〇先生の存在が息子の中でしっかりあることにも驚きました。

【現在使っているひらがなのワーク】

特別しまじろう好きなわけではないですが、こどもちゃれんじのワークは色使いがキレイでシール貼りも喜んでやっています。
バラバラになりやすいのが難点でしたが、1枚ずつ剥がして使うことで逆に使いやすくなり気に入っています(笑)☟

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できたねシール以外、シールを貼る箇所はありませんが、運筆練習も間にしっかりあり、ひらがなの練習としてはおすすめ。
息子は反復練習が欠かせなかったので、コピーして使っていましたが、そろそろ実際に書いてもらって②にすすもうかな、と思っています☟

 

今までもそのときの息子に合ったサポートができるように、と思ってきましたが、現在は幼稚園、療育、STと良いバランスで通うことができていて、この環境に感謝しています。

就学に向けて引き続きできることを頑張っていこうと思います。

 

ということで、今回は4歳の息子が受けている児童発達支援の療育とSTについてまとめました。

お読みいただきありがとうございました。

 

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