育児

【超低出生体重児/発達遅滞】1年半、児童発達支援の療育に通って思うこと

 

お読みいただきありがとうございます。

blue+greenです。

超低出生体重児で生まれ、発達遅延がある息子が療育(児童発達支援)に通い始めてもうすぐ1年半が経ちます。

わたしが住んでいる地域では市の療育関連の施設などで、当時2歳だった息子が受けられる療育がないことを知り、民間の児童発達支援で療育を受けることを決めました。

以下の2歳のときの2記事は、幼稚園探しや療育探しに苦悩しながら奔走していた時期です。

2歳半のときに療育を始めてもうすぐ4歳になり、療育を始めてから1年半が経とうとしている中で、息子の周りの環境が変わり、息子自身も大きく成長したことによって、わたしの療育に対する思いもだいぶ変化しています。

1年経ったときに書いた記事がこちらですが

あれから半年が経とうとしている現在はわたしの思いもまた変化しています。

今日は、発達遅滞がある子供が児童発達支援に通って1年半経った変化と感想、そして今後のことをまとめようと思います。

今、児童発達支援はたくさんの会社がたくさんのお教室を展開しているので、やり方も雰囲気も様々だと思います。

児童発達支援って今、すごくたくさんあって、どこも混み合っているので、必要としている子がたくさんいるのだと思うのですが、周りでそういった子に出会わないのはなぜだろう、という最近の疑問……

我が家は1ヶ所のみ通っているので、あくまでも1例として読んでいただければと思います☺

【追記】
この記事から約半年後に新たな療育の記事を書いていますのでよろしければ併せて読んでみてください。

療育を始めた当初の状況と始めて良かったこと

息子が療育を始めたのは、2歳6ヶ月(修正2歳1ヶ月)のときで、この時の息子は言葉もほとんど出ず、感覚的には1歳後半、2歳目前、くらいの印象でした。

幼稚園プレにも全くついていけず、でも、翌年4月に年少さんでの幼稚園入園を目指し、少しでも成長を促すことにつながるように、と藁にもすがる思いで療育を始めたのでした。

療育を始めてよかったこと

相談できる場所ができた

息子のような発達に遅れがある子の場合、日常生活の中での困りごとは尽きることがなく、その一方で、それを相談して解決法をアドバイスしてもらえる場所、というのはありませんでした。

例を挙げると、息子が怒っていないのに突然娘を押す理由、感覚過敏への対応法、ギャン泣き(パニック)になったときの対応法、なぜ広い部屋に行くとぐるぐると何周も走り回るのか、など些細なことで聞きたいことは当初たくさんありました。

児童発達支援の管理者の先生は、知識と経験が豊富で、こういった疑問をすべて受け止め、押しつけがましくない絶妙な距離感で考えられる理由や対応法を教えてくださいました。

わたしが療育を初めてよかった、と思えるのは、ひとえにこの先生のおかげです。(今は異動してしまいましたが)

日常のルーティーンが増えた

幼稚園入園前の1年は、平日の時間をどう有効に使うか、ということを常に考えていました。

この頃の息子は、公園でお友達がいると仲良く適度な距離感で遊ぶ、ということが難しく、私自身も人目を気になりストレスになっていたので、人の多い公園で遊ぶことは避けていた時期でした。

その中で、週に1日、電車に乗って療育に行く、というのは息子にとってもわたしにとっても良い刺激、良いルーティーンになり、短時間の電車乗車を毎週繰り返すことで、公共交通機関を使っての移動に徐々に自信を持てるようになりました。

家族以外と接する機会ができた

ちょうどコロナ禍、コロナ禍でも特に初めのころだったので、他者との接触が大いに制限されているときでした。

普段、家族と以外接することが少なかった息子にとっては、週に1回、療育の先生と接することで、指示される、褒められる、一緒に行う、など様々なことを学ぶ機会になりました。

ピーナッツ型のバランスボールに出会えた

ブログに何度も登場しているピーナッツ型のバランスボールですが、2歳半から始めて途中さぼる時期もありましたが、4歳目前の現在でも毎日、ピーナッツ型のバランスボールに跨ってぴょんぴょんと跳んでもらっています。

我が家では、好きなテレビをみるとき=バランスボールタイム、としています。

バランスボールを行う理由は今までの療育関係のブログにも載せています。

療育がなかったら今の息子はなかったかもしれない

わたしは、療育をあの時期に始めたのは、本当に良い決断だったと思っていて、あのタイミングであの教室を選んだ自分を褒めてあげたい、と、今でも思っています。

難航した幼稚園選びを乗り切れたのは療育のおかげ

幼稚園選びに関しては、上のリンクの他にも書いていますが、息子の幼稚園選びはとてもつらいものでした。

今の幼稚園に入園できたのは、息子がすでに療育に通っていて、児発の管理責任者の先生がが、幼稚園で困ったことがあったらいつでもサポートします、という姿勢を出してくれたからで、わけわからんちんの息子(当初は母親のわたしから見てもほんとにそんな感じでした)ですが、サポート体制がある、という点で幼稚園が入園許可を出してくれたのだと思っています。

息子の幼稚園は息子の特性を理解し、理解しようとしてくださり、息子に寄り添ってくださる、素晴らしい幼稚園です。

1歳上の娘が別の幼稚園に通っている分、幼稚園毎の雰囲気の違い、というのをすごく感じますが、息子はこの幼稚園に入園できたことで、よりまっすぐ成長していったのだと感じています。

そう考えると、息子に今の環境を整えることができたのは、元をたどると療育のおかげだと思うのです☺

1年半変わらない療育のプログラム

どのようなプログラムで行っているかは上のリンクの1年経った時点での記事で触れていますので、ここでは割愛しますが、1年半が経った現在も、基本的にプログラムは変わらず、毎月、教材となるおもちゃの一部が変わっていきます。

全く知らないおもちゃに出会えておもちゃ選びの参考になる、という点はよかったのですが、1年半経った現在は、わたしも息子もマンネリを感じているのも事実です。

児童発達支援の療育に懐疑的だった主治医

息子には主治医の先生の1人は、児童発達支援の療育の効果には懐疑的でした。

これは、1年半前も今も変わりません。(先日もお話ししたばかりです)

当初はそれでもやってみたい、というわたしの意思は変わらず、先生もそれに反対することはありませんでしたが、1年半経った今なら、主治医の先生が言っていることもわかるようになりました。

現在、幼稚園に通い、療育に通い始めた頃と成長段階が変化している息子には、1年半、毎回同じプログラムの療育はそろそろ必要ないのではないか、という思いがあるのは事実ですが、一方で、何か相談したいときに、児発の管理者の先生は、発達段階などを踏まえてアドバイスしていただけるので頼りになるのも事実。

ただ、管理者の先生は日頃、とても忙しそうなので、日常的に会話するわけではなく、何かあった際に、という感じなのが現状です。

今月の成長記録です☟

別の児童発達支援を探してみる、という選択肢もあるのですが、上記に書いたように、幼稚園側が療育でサポートされている前提に息子の入園を受け入れてくれた、という部分があるため、今の場所を変えるのはどうかな、という思いがあり、動き出していなかったところで、先日、主治医の先生からある提案がありました。

それは、言語聴覚士(ST)の先生に診てもらう、という提案です。

言語リハを併用することになるかもしれない

ちょうど療育を始めた2歳半のころに、数回STの先生に診てもらったことがあります。

このときの息子は、まだほとんど指示が入らず、自分の意に沿わないとギャン泣き、という状態だったので、STリハのたびにギャン泣き…。

先生との相性も考え、数回でやめることにしたのでした。

今回は、そのときとは別の場所で、今月、受診する予定なのでまだどうなるかわかりませんが、小学校に行くまでの2年間で伸ばせるところがあるなら、ぜひお願いしたいと思っています。

STリハについてはまた進展があったら記事にできたらと思います。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

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